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三越伊勢丹がフィリピン・マニラで商業施設「MITSUKOSHI BGC」をグランドオープン

Jul 25, 2023.平野智香Tokyo,JP
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三越伊勢丹は、フィリピン・マニラで商業施設「MITSUKOSHI BGC」を7月21日にオープンした。この施設は三越伊勢丹が、野村不動産、現地の大手不動産会社と共同で開発している住宅と商業施設の大型複合開発プロジェクトにおける商業施設だ。

フィリピンは2014年にはじめて人口が1億人を突破して以来、2021年までの7年で1千万人以上増え続けている。また、2022年の時点でフィリピンの平均年齢は26歳と非常に若い。こういった世代をターゲットにした不動産・百貨店業などからすると、魅力的な市場だろう。

このプロジェクトは、約15,000平方メートルの敷地を開発し、新たに分譲住宅および商業施設を開発・運営する大型複合開発プロジェクトだ。なお、フィリピンにおける日系百貨店と日系ディベロッパーによる複合開発プロジェクトはこれが初の取組みとなる。また、三越伊勢丹グループにおけるフィリピンでの商業施設開発も初めてだ。

「MITSUKOSHI BGC」が位置するのは、フィリピン・マニラ中心部から南東11キロメートル、ニノイ・アキノ国際空港から約4キロメートル圏内とアクセス良好のエリアだ。商業施設やホテル、オフィス、学校、病院などが集積し利便性も良好。政府機関や金融機関が多く、富裕層や各国企業の駐在員、ファミリー層が多数居住している。2025年には同地区内にフィリピン初の地下鉄「メトロ・マニラ・サブウェイ」の駅「メガマニラサブウェイ」が開業予定だ。

「MITSUKOSHI BGC」は、グランドオープンを記念してセレモニーを開催。日本の四季折々の「祭り」をイメージした空間で、和太鼓の演奏や、今回のプロジェクトを表現する「共創」という文字を書く書道パフォーマンスを行った。

「MITSUKOSHI BGC」は、モールコンセプトである「NEXT MANILA LIFESTYLE」のもと、住宅部分の居住者および来訪されるお客さまの日常を豊かにし、大切な人との特別な時間を楽しんでいただける施設を目指している。「日本」らしさを表現したこだわりの外観・内装は、「フィリピンと日本の架け橋になる」という想いを表現している。伝統的な麻の葉を現代的にデザインした外装は、周辺の建物とは異なる和の雰囲気を演出する。館内の壁を少なくした開放感あふれる空間は、「参道」や「通り道」といった日本の伝統的な空間づくりの要素を導入している。

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