「聞こえの社会問題」と向き合うOlive Unionは、前澤ファウンド代表取締役の前澤友作氏、Beyond Next Venturesなどによる第三者割当増資により、総額11億円超の資金調達を実施した。Olive Unionは今後、日本や米国でのマーケティングの強化を行うとともに、次世代補聴器「Olive Max」をはじめとする新製品、サービスの開発を加速していく。
Olive Unionは2016年の創業以来、デザインとテクノロジーを融合させ、社会が抱える「聞こえ」の問題解決に積極的に取り組んできた。今回、さらなる事業の成長と「聞こえの悩み」を抱える多くの人々へのサービス提供を目指し、前澤氏をはじめとした新たな株主を迎えた。
今回の出資について前澤氏は、「カッコいい補聴器を作る会社Olive Unionさんに出資しました。もしかしてそろそろ必要になるかもしれない70代の僕の両親にプレゼントするなら、こういうカッコいいものを選びたい。補聴器を使うことが、ネガティブで恥ずかしいことみたいな空気感を変え、若者がAirPodsを当たり前に使うように、おじいちゃんおばあちゃんにもOlive Unionの補聴器を使ってもらい、元気でハッピーになってもらいたい」とコメントしている。
Olive Unionが2017年に発売した「Olive Smart Ear Plus」は、「店舗訪問を必要とせず、スマートフォンで音声調整が可能な革新的な集音/会話サポートイヤホン」として、発売以来大きな反響を得た。また同社は、今冬にスタイリッシュなデザインの次世代型補聴器「Olive Max」を発売する予定だ。「Olive Max」は、集音性と出力をより高い次元へとかなえる次世代の耳掛け式補聴器。日本での発売に先行して、米国でクラウドファンディングを通じ約4,000台を発売した。