ラグジュアリー3大企業の今後を株価から読む
Feb 26, 2021.Tokyo, JP
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9兆6750億円(2019年)→8兆3410億円(2020年)→8兆5331億円(2021年)
矢野経済研究所の調査では:
9兆1732億円(2019年)→7兆5158億円(2020年)→集計中(2021年)
どうも「繊研新聞」の調査結果は大き過ぎるし、矢野経済研究所は全体に少な過ぎるというのが実感だ。いずれにしても日本のアパレル小売市場の正確な規模というのを計るというのは不可能なわけだが、この2社による推計をどう用いたらよいものやらと思案してしまう。
ひとつだけ共通しているのは、コロナ禍によって2020年は2019年から14〜15%程度市場が減少したということ。矢野経済研究所の2021年の市場規模推計は近々に発表されるということだが、これはおそらく2〜3%の増加に止まるだろうから8兆円には届かないということになる。
いずれにしても日本のバブル経済が崩壊した1990年の翌年1991年に記録した15兆円というのが日本のアパレル小売市場のピークだと言われているが、もうその半分になろうとしていることだけは間違いないようである。それはコロナ禍という中断はあったものの、確実にやってくるということだ。