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メタがテキストでつながる新しいアプリ「スレッズ」をローンチ ツイッターと何が違う?

Jul 13, 2023.平野智香Tokyo,JP
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インスタグラムとフェイスブックを運営するメタは7月5日、新しいSNSアプリ「スレッズ(Threads)」を提供を開始した。7月10日には、公開からわずか5日で利用者が1億人を超えた。同じ短文投稿型のアプリであるツイッターの代替アプリとしても注目を集めているスレッズだが、ツイッターと何が異なるのだろうか。

ツイッターとスレッズの大きな違いとして、一度に投稿できる文字数、写真数、動画投稿時間が挙げられる。ツイッターは一度に投稿できる文字数が全角140字、写真数が4枚、動画が2分20秒までに対し、スレッズは文字数が全角500字、写真数が10枚、動画が5分まで。スレッズの方がより多くの情報を一度に投稿することが可能だ。また、スレッズはいいねの数や特定のキーワードを含む返信を非表示にしたりするなどの設定ができる。

その一方で現段階のスレッズは、ツイッターで利用可能なブックマーク、下書き保存、予約投稿、投稿検索、ダイレクトメッセージ、トレンド、ハッシュタグ、リストなどの機能は無い。しかしメタは公式ブログにて、「投稿表示の推薦や検索機能の改善、トレンドをフォローしやすい機能など新機能を近日中に追加する」と発表しており改良版のリリースが準備されている。

スレッズの急激な利用者増加の背景には、ツイッターの混乱がある。2022年に赤字続きだったツイッターをイーロン・マスク氏が買収し、有料サービス「ツイッターブルー」の導入など梃入れを行ってきた。マスク氏は投稿の過度な監視・削除を懸念し投稿管理を緩めたが、それによりヘイトスピーチや偽情報が増え広告主の離反を招いた。7月初めには1日当たりの閲覧可能投稿数を制限し、利用者から不満の声が上がった。こうしたツイッターの混乱がスレッズに乗り換える人々を増やしている。勢いに乗るスレッズだが、インスタグラムとの連携が必須であったり、個人データの収集などユーザーが懸念する点も多い。

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