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ユナイテッドアローズの松崎社長の初年度は合格か?

May 13, 2022.三浦彰Tokyo,JP
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PHOTO:SEVENTIE TWO

注目を集めていたセレクトショップ最大手ユナイテッドアローズの2022年3月決算が5月11日に発表となった。「注目を集めた」のは、昨2021年4月1日付で就任した松崎善則新社長にとって初の決算であり、当該決算の黒字化が大命題だったからだ。結論から言えば、これは合格点が与えられる内容だったと言っていいだろう。

売上高:1183億8400万円(前年比−2.7%)
営業利益:16億8300万円(前年は−66億1300万円)
経常利益:28億2700万円(前年は−48億7800万円)
親会社株主に帰属する当期純利益:7億3200万円(前年は−71億9700万円)

第2四半期末配当7円、期末配当12円の年間19円配当(前期0円)を実現した。配当金は合計5億4100万円。ギリギリではあるが合格点が与えられる内容だったと言える。早期退職者募集こそ行われなかったものの、まさに黒字を出すためなら「なりふり構わず」の1年間だったと言える。

駅ナカ店(ザ ステーション ストア ユナイテッドアローズ)の全店撤退や「ユナイテッドアローズ」南青山店、「ユナイテッドアローズ」銀座店(マロニエゲート銀座1の1階&地下1階)の閉店、ルミネエスト新宿5階の「モンキータイム ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」新宿店の今年1月31日の閉店、最近では渋谷公園通りの「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」渋谷公園通り店が3月に閉店するなど、不採算店舗の閉店が続いた。中には「え、あの店も不採算なの?」と思うような店舗もあった。2021年3月期の第4四半期からは、同社の商材で最も人気のあった「クロムハーツ」の売り上げもなくなってしまっていたのだ。

2019年3月期の同社の史上最高の売上高1589億1800万円からみると、2022年3月期の売上高1183億8400万円はその74.4%だ。これが現在の同社の実力ということになるが、どうやって中身のある売り上げ拡大と利益拡大をしていくのか、最初の年で合格点を出した松崎社長の今後に大注目である。

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