「エミリオ・プッチ(Emilio Pucci)」は6月14日、2021年春夏に向けて「シュプリーム(Supreme)」とのパートナーシップを締結し、14点の新しいコレクションを発表した。同コレクションはブランドの象徴的なプリントである1965年のチューリップと1970年のファンタジアをフィーチャーしたデザインで、シルクのスモーキングジャケット、ウォータープルーフのナイロンスポーツスーツ、ロゴが刺繍されたシャツとTシャツ、フーディーとスウェットパンツ、フットボールシャツとショートパンツ、そしてアクセサリー類が含まれる。日本の公式オンラインストアでは、スモーキングジャケット2種(各16万円)、フーディー(3万2,000円)、キャットアイサングラス2種(各4万8,000円)を販売中。
1914年にイタリア・フィレンツェで最も古い由緒ある貴族の家族に生まれたプッチは、1947年にデザインしたスキーウェアが『ハーパーズバザー(Harper’s BAZAAR)』に掲載されたことがきっかけで、ファッションのキャリアを歩み始めた。1950年には、リゾートウェアを専門とするブティックをカプリ島にオープンした。プッチは当時の流行に逆らい、それまでになかった女性用の動きやすい服を作った。彼の服はどれも曲線に沿ったすっきりとした快適かつエレガントなデザインで、その後の10年間で女性ファッションで有名なグローバルブランドへと成長した。プッチは2000年からLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)と提携を結んでいる。今日もなおプッチはメゾンの広大で豊富なアーカイブと絶えず対話を続けており、活気に満ちた新しい世界を歓迎するために創設者の直感的でダイナミックなビジョンをもち、進化を続けている。