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LVMHプライズでグランプリを「セッチュウ」の桑田悟史が受賞

Jun 9, 2023.セブツー編集部Tokyo,JP
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© DR

LVMHヤングファッションデザイナープライズの2023年グランプリに、「セッチュウ(SETCHU)」を手がける桑田悟史(くわた さとし)が選ばれた。日本人のグランプリ受賞は、2018年に受賞した「ダブレット(doublet)」の井野将之に続いて二人目となる。桑田には賞金40万ユーロ(約6000万円)が贈られる。

桑田は1983年京都府生まれの39歳。美大卒の祖父と母、「ピエール カルダン(pierre cardin)」のアシスタントを務めていた叔母などによってファッションに興味を持った。高校卒業後、「ビームス(BEAMS)」の販売員を経て21歳で渡英。サヴィルロウにある「ハンツマン(HUNTSMAN)」などでテーラリングを学びながら、ファッション名門校のセントラル・セント・マーチンズに通った。「ガレス ピュー(Gareth Pugh)」、「ジバンシィ(GIVENCHY)」、Ye(カニエ・ウエスト)のオフィスなどの現場で約20年の経験を積んだ。カニエのオフィスでは、メンズとウィメンズのコレクションに加え、カニエ自身のコンサート衣装のデザインまで手がけた。桑田は、ミラノでユニセックスブランド「セッチュウ」を2021年春夏シーズンからスタート。ブランド名は「クラシックなものに一捻りを加える」という意味であり、もともとあるクラシックなものを新しくしたいという思いがこもっている。ブランドのシグネチャーアイテムである「折り紙ジャケット」など個性的なデザインと、イタリアの工場での丁寧な製作で、人気を得ている。

また、カール・ラガーフェルドプライズには、2つのブランドが選ばれた。1つ目は、「ヴォーグ ウクライナ(VOGUE UKRAINE)」でファッションディレクターとして15年経験を積み、ロシアによるウクライナ侵攻勃発後にブランドをスタートさせたジュリー・ペリパス(Julie Pelipas)によるアップサイクル・ブランド「ベター(BETTTER)」。2つ目は、イタリア・ボローニャを拠点とするルカ・マリアーノ(Luca Magliano)が手がける、ミステリアスでアートのように個性的なデザインのメンズウェアブランド「マリアーノ(MAGLIANO)」。それぞれに賞金20万ユーロが贈られた。

 

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