政府は11月3日付けで、2022年秋の叙勲受章者を発表した。ファッションデザイナーのコシノジュンコ(83)、アシックス会長の尾山基(71)に旭日中綬章、ピエール・エルメ・パリ社長のピエール・エルメ(Pierre Hermé、60)に旭日小綬章が贈られ、今回の受章者は旭日章が920人、瑞宝章が3079人の計3999人だった。
コシノジュンコは、自身のブランド「ジュンココシノ(JUNKO KOSHINO)」のデザイナーで、1978年にパリ・コレクションに初参加し、1985年には中国・北京で当時最大のファッションショーを開催するなど、国内外で活躍してきた。今年6月にはNFTアートコレクションを発表するなど、現在も精力的に活動している。
尾山基は1980年にアシックスの創業者である鬼塚喜八郎の長女と結婚し、1982年にアシックスに入社。2008年に社長に就任し、「アシックス(asics)」や「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」の海外での認知や販路の拡大に寄与した。
ピエール・エルメはパティスリーショップ「ピエール・エルメ(Pierre Hermé)」の創業者であり、パティシエ・ショコラティエとして活躍。1998年にはホテルニューオータニに日本1号店をオープンした。「パティスリー界のピカソ」とも称され、パティスリー業界の発展に寄与した。