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Japan|細野晴臣デビュー50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』が11月に公開

Aug 19, 2019.高村 学Tokyo, JP
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今年で音楽活動50年周年を迎えた細野晴臣。幼少期の音楽との出会いを皮切りに、「はっぴいえんど」「YMO(イエロー・ マジック・オーケストラ)」での活動、そしてソロとしての音楽活動など、細野晴臣の足跡をたどるドキュメンタリー映画『NO SMOKING(ノースモーキング)』が11月に公開される。

細野晴臣は、1969年に「エイプリル・フール」でデビュー。1970年には、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂と「はっぴいえんど」を結成し、ソロ活動やティン・パン・アレーを経て、1978年に坂本龍一、高橋幸宏と「YMO」を結成する。シンセサイザーとコンピュータを駆使した音楽で、80年代のテクノブームの火付け役となる。YMO散開(解散)後は、ワールドミュージック、アンビエント・ミュージックを探求、作曲・プロデュース、映画音楽など多岐にわたり活動し、近年ではカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『万引き家族』の音楽を担当した。

本作の完成に際して、細野晴臣は「自分の映画が出来上がって上映されるとは夢のようですが、同時に悪夢だとも思えます。何故生きている間にこんなことになったのかといえば、今年になって50年も音楽生活を続けてきたせいでしょうか。このような映画を自分で作ることはできません。製作陣の熱意があってこそ実現したものであり、自分も観客のひとりとして見ることになります。しかし到底客観的な評価などできるはずもありません。どうか見た人が少しでも得ることがあるように、と祈るばかりです」とコメントを寄せている。

また、本作タイトルである『NO SMOKING』については、細野晴臣本人がこう答えている。

「世界中を旅して最も感じたことは、当然のことながらどこもNO SMOKINGだったということです。しかしそれは屋内のこと。外ではほぼ喫煙OK。意外と寛容なところがありました。紐育、倫敦では路上ポイ捨てが常識で、それに馴染めずに自分は携帯灰皿を持ち歩いたのです。それを見た土地の人から『礼儀正しいね、でも吸い殻を清掃する業者の仕事を奪う』ってなことを言われました。なるほどそういうこともあるのか。その携帯灰皿を紐育で紛失し、買い求めようとしたらどこにも売ってません。あれは日本独自のものらしい。仕方なく紙コップを持ち歩きました。日本の路上禁煙は珍しい例だそうです。香港はブロック毎に大きな灰皿が設置してあり、喫煙率が高そう。長旅でホテルに泊まれば、ぼくは1時間毎に外の喫煙所へ出ることになり、それはかなり苦痛なことです。部屋で吸えば高額な罰金を取られますから。世界が歩調を揃えているこの禁煙法には違和感を持ちつつも、逆らうことはできません。ですから人に迷惑がかからないことを念頭に、周囲を見渡しながら喫煙を心がけているわけです。喫煙所さえあれば一安心。こうしてNO SMOKINGの世界でSMOKERを自認するのは、ひょっとするとタバコをやめるよりも意志の強さが必要となります。煙を吐くだけで差別され、否応なく少数派の立場に立たされるのですから。『詭弁を言わずにやめたら?』と言われます。いやいや、20世紀の文化を支援してきた紫煙に、突然愛想をつかすわけにはいかないのです」(細野晴臣)

本作は、2019年11月よりシネスイッチ銀座、ユーロスペース他全国順次公開される。また、10月4日から六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー・スカイギャラリーで展覧会「細野観光 1969-2019」が開催される。

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