「ヒュンメル オー」の新デザイナーに森川マサノリ、アーカイブを現代的にアレンジ

「ヒュンメル オー（HUMMEL 00）」の2025年秋冬シーズンから新クリエイティブディレクターとして森川マサノリが就任する。

「ヒュンメル（hummel）」は1923年創業のデンマーク発のスポーツブランド。今回森山マサノリが就任する「ヒュンメル オー」は「ヒュンメル」の新ラインとして2024年に誕生した。2025年春夏では架空のホテルを題材にモダンなテイストのデイリーウェアを展開した。

森川マサノリは2010年に「クリスチャン・ダダ（CHRISTIAN DADA）」を設立。毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞、パリコレでは日本人最年少で公式スケジュールでショーを行うなどの経歴を持つデザイナーだ。2021年には新たなブランド「ベイシックス（BASICKS）」を立ち上げた。

３月に開催される楽天ファッション・ウィーク東京が就任後初のランウェイショーとなる。2025年秋冬のコンセプトは「ニューヘリテージ」だ。森川マサノリは創業からの長い歴史の中で残る絵のアーカイブを現代的にアレンジし、都会的で大人のスポーツウェアに落とし込みたいと語っている。ブランド名の由来であるマルハナバチをモチーフにした「バンブルビー」、V字模様のシェブロン柄などは「ヒュンメル オー」でも生かしていく予定だ。普段スポーツに関心のない人を取り込むこともテーマとして挙げている。また自身のブランドである「米シックス」同様、サスティナブル素材をできる限り取り込んでいきたいと述べている。