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「空手界のプリンス」西村拳 蹴り技も身だしなみも華麗に決める五輪選手に注目が集まる

Aug 3, 2021.Tokyo, JP
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西村拳選手が登録した一般財団法人アスリートフラッグ財団が運営するスポーツギフティングサービス「アンリム」より
東京五輪から追加種目として新たに加わった競技、空手。ただでさえ注目を集めているこの競技で、特に世間の関心を一身に集めているのが西村拳選手である。180センチという長身を生かしたリーチの長い上段げりが武器で、組み手男子75キロ級の金メダル筆頭候補と言われている。そんな空手界のエースが、オリンピックを目前に空手とは別のことで話題を集めている。
 
西村選手が世間の注目の的になっている要因は、空手と聞いて連想するような身だしなみに無頓着なイメージとは全く異なる、爽やかなルックスにある。そんな西村選手の異名は「空手界のプリンス」。身だしなみには人一倍気を遣っており、眉毛や肌のお手入れにも力を入れている。洗顔を欠かさず、化粧品や乳液にもこだわわるが、「当たり前のことを繰り返しやっているだけ」と話す。トレードマークでもある、丁寧にセットされた髪型にも西村選手の美学が反映されている。試合前の散髪は西村選手のルーティーンだ。以前メディアで、「子供達が見たときに、日本代表で世界ランク1位の選手なのに髪の毛がボサボサだと格好悪いですし、空手家としても1人の男性としてもキラキラして格好いいって言われたいですから」と語っている。西村選手がここまで身だしなみを整える背景には、母親からの教えがある。「人間は見た目から入る。どこに出ても恥ずかしくない格好をしなさい」と言われて育った。その教えに忠実に、世間の注目を集める試合では身だしなみや装いにまで気を配っているのだ。
 
最近はアスリートでも、お洒落を楽しみ、美容に気をつける人が増えてきている。それをきっかけに競技について興味を持つ人も多い。西村選手も、空手=無骨というイメージを覆し、世界中に空手の人気を広めていくために、身だしなみを整えて五輪に備えている。今回の五輪では、競技でも更なる注目を集めるだろう。

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