集英社は3月24日、少女漫画雑誌「ザ マーガレット」を6月23日に発売する夏号をもって休刊すると発表した。「ザ マーガレット」は年4回発行の季刊誌で、印刷証明書付き発行部数は10,000部(2022年7〜9月)だった。2018年10〜12月は33,000部を発行していたため、4年間で部数はおおよそ7割減少していた。
「ザ マーガレット」は、1982年に「マーガレット」と「別冊マーガレット」の共同編集により新人作家育成を目的として創刊された。読み切り中心の漫画誌で、最近では映画化も話題になった『ハニーレモンソーダ』の書き下ろしなどが掲載された。
編集部は、「昨今の作品発表の場の多岐化やプラットフォームの多様化に伴い、一定の役割を終えたと判断し、このたび41年の歴史に幕を下ろすこととなりました」と休刊の理由を明らかにした。
最終号では、『椿町ロンリープラネット』や『ひるなかの流星』などの作者、やまもり三香が表紙に登場する。また、過去に同誌に掲載された作家らのエッセイやイラストメッセージも掲載される予定だ。