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瀬尻稜氏のフランクすぎる解説も話題!新種目のスケートボードは五輪カルチャーにどんな影響を与えたか

Jul 29, 2021.松井香里Tokyo,JP
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瀬尻稜氏と個人スポンサー契約を結んだミクシィのブランド「XFLAG(エックスフラッグ)」より

現在開催されている東京オリンピック2020で、スケートボード・ストリートに出場した日本人選手が男女ともに金メダルを獲得した。男子金メダルの堀米雄斗選手は22歳、女子金メダルの西谷椛選手は13歳、女子銅メダルの中山楓奈選手は16歳とその若さが際立った。特に女子では、銀メダルを獲得したブラジルのライッサ・レアウ(Rayssa Leal)選手が西谷選手と同い年の13歳と、表彰台を10代が独占した。

日本人の活躍ぶりも見事だったが、この競技が話題になった理由はもう一つあるようだ。それはプロスケートボーダー瀬尻稜氏のフランクすぎる解説だ。今までお堅い印象が多かったオリンピック中継だが、彼は「やばいっす」「ハンパないっす」といった「彼の」言葉で解説をしていた。特に恐怖心を覚えるようなセクションでがんがんに攻める選手に対して発した「ゴン攻め」や、ぴったりメイクを決めた選手に対して発した「ビッタビタ」という言葉はツイッター上で大きな話題となった。また瀬尻氏とともに中継を担当していたフジテレビの倉田大誠アナウンサーの、戸惑いながらも徐々にその瀬尻氏独特の表現に順応していく様子も視聴者からは好感を得ていた。

また彼の解説がSNS上で人気を博した理由は、その言葉の魅力だけではなかった。オリンピック解説となると自国の選手ばかり応援する解説者も少なくないが、彼の解説には他国の選手に対するリスペクトも含まれていた。たとえ選手が失敗してもネガティブな言葉は使わず、その技にトライした勇気を褒め称え、決してどの選手も悪く言わない。競技として争うのではなく、みんなで楽しむ場としてのスケートボード、そんなカルチャーが彼の言葉からは感じられた。この新種目スケートボードの「勝負をしつつもお互いに楽しんでいるということが大前提」というカルチャーは、「メダルの数を各国で争う」そんな風潮があるオリンピックに新しい風を吹き込んだ。

スケートボードは今後、8月4日に女子のパーク予選と決勝、8月5日に男子パークの予選と決勝が開催される予定。女子は岡本碧優選手、開心那選手、四十住さくら選手の3選手が、男子は冬季五輪スノーボード・ハーフパイプで2大会連続で銀メダルを獲得した平野歩夢選手が出場する。

スケートボードは東京2020大会より新種目として追加。男子女子ともに「ストリート」と「パーク」の2種目が実施される。「ストリート」は、コース上に並ぶセクションと呼ばれる障害物を使った技で競う。「パーク」は窪んだコースで行われるのが特徴。選手はその窪んだコース内で加速し、空中で繰り出す技で競う。ルールは両者とも共通で持ち時間の45秒間でそれぞれが自分のスケートを魅せる。難易度やスピードはもちろん、独創性なども評価の対象となる。

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