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Japan|好調アダストリアから大人の女性の悩みに“効く”新ブランド「エルーラ」が本格デビュー

Feb 10, 2020.高村 学Tokyo, JP
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好調が続くアダストリアから、大人の女性に向けた新ブランド「エルーラ(Elura)が本格デビューした。50代女性をターゲットとしたブランドで、同社としては初のアラフィー向けとなる。「大人の女性の悩みに“効く”」をコンセプトに、加齢とともに変化する体型や肌質の悩みをカバーするデザインが特徴だ。Iラインですっきりとした印象のリブニットやハリのある素材を使ったリュクスパーカーなど、徹底した世代マーケティングから導き出されたアイテムがラインアップされている。2019年10月からテストマーケティングを実施してきたが、Eコマースを中心に売上が好調に推移し、今年3月12日にはブランド初の単独店「ららぽーとTOKYO BAY」がオープンする。

「エルーラ」のチームにはターゲット層と同じ世代の社員が集まり、社内外でアンケートを実施、大人女性のさまざまな悩みをヒアリングして商品開発に反映させてきた。その陣頭指揮を執るのがアダストリアの伊藤啓子ブランドマネージャーだ。「今までは大型SPAブランドで購入していた40,50代が、それよりも少し良いものを求めるようになってきています。エルーラはそういった新しい大人女性に向けたブランドです」と、語る。

店頭POPやウェブでの訴求も大人女性の感性をなめらかに刺激するもので、「1秒でわかるマーケティングと私はよく言っていますが、ひとめでわかるキャッチコピー、ネーミングにもこだわっています。提供価値を一瞬でわかるようにお伝えすることもブランドとしては大事にしています。『大人の女性の悩みに“効く”』というコンセプトも商標登録を申請しているところです」と、伊藤ブランドマネージャーはプロダクトプロモーションに対するこだわりを語る。

アダストリアは、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」や「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」などの基幹ブランドの売上が復調し、2016年2月期にマークした史上最高決算(営業利益160億円、経常利益161億円、当期利益91億円)が射程に入ってきている。「エルーラ」が今後どれほど業績に貢献するか期待したい。

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