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「陰の極」の5社と一気に復調のアダストリアとパルグループHD

Oct 19, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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パルグループHDの公式HP

主な上場ファッション&アパレル企業の8月中間決算が出揃った。実に厳しい結果と言わざるを得ない。決算期を変更したバロックジャパンリミテッド(1月末から2月末へ)とレナウン(2月末から12月末へ)については、前者は既存店ベースでは増収だが、後者は利益部門が全て赤字という惨憺たる結果。

しまむらは大幅減益だった前年並みに踏みとどまったが下期に明るい見通しが立ったようには見られない。良品計画は増収大幅減益。600店閉店発表のオンワードホールディングスは遂に全利益部門が全て赤字転落。TSIホールディングスも増収したものの営業赤字。サマンサタバサジャパンリミテッドも全利益部門が赤字。上記企業については、バロックジャパンを除きちょっと陰の極という感じだ。

これに対して、アダストリアとパルグループホールディングスは、前年の低迷から一気に業績を回復させたと言える。前者は主力の「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の回復が大きく、後者はEC売り上げが牽引役になり、不採算店舗退店が前期までに一通りの対応ができたことや在庫管理の強化に着手した効果が出たことが奏功した。

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