
スポーツ用品販売日本最大手のアルペンは5月8日、2025年6月期の第3四半期決算を発表した。累計での売上高は1960億3000万円(前年同期比7.4%増)、営業利益は58億8800万円(同949.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の約35.9倍となる44億9900万円と増収増益だった。
売上高構成比で34.2%を占めるゴルフ部門の売上高は、前年同期から4.5%減となる670億6200万円だった。アルペンは中古クラブの取り扱いを強化しており、売り上げが拡大しているが、物価高や降雪などの影響で需要が抑制傾向にあったため売上高は微減だった。
スポーツライフスタイルの売上高は前年同期から9.0%増となる453億6800万円だった。スポーツシューズの売り上げが安定しており、防寒用品も売り上げを伸ばした。競技・一般スポーツは、ランニングとバスケットボールの売り上げが高い伸びを継続しており、売上高は前年同期比16.7%増となる487億6200万円だった。アウトドアはアパレルの取り扱いを拡大しており、売上高は前年同期比10.9%増となる231億6800万円だった。ウインター部門の売上高も好調で、前年同期から10.1%増となる83億3000万円だった。
アルペンの2025年6月期の連結業績予想は、売上高は2680億円(前年比6.0%増)、営業利益は75億円(同125.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は44億2000万円(同154.9%増)としている。アルペンは2024年6月期に過去最高の売上高を計上しているが、今期はさらに更新する勢いだ。