ZOZOはグループ組織の再編を実施し、2015年5月に買収したアラタナをZOZOテクノロジーズに集約する。これに伴いアラタナは2020年4月1日をもって消滅、創業者で代表取締役社長の濱渦伸次は退社する。アラタナは2007年5月に濱渦氏が宮崎県に設立したテックカンパニーで、アパレルECサイトの構築やECに特化したテクノロジーのサービスを提供している。2013年10月には、『ハニカム(honeyee.com)』や『ファタール(.fatale ※現在はハニカムと統合)』といったウェブメディアを運営するハニカムの株式を取得し、傘下に収めていた。
濱渦氏は、「この節目であらたなチャレンジをさせてもらいたいという気持ちが日に日に強まっていき、新社長の澤田さんにも伝えさせてもらいました。そんな自分のわがままではありましたが、ご了承頂き、来年3月まで全力を尽くす事を約束しました。一緒に働くメンバーにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、前澤さん同様、今後のアラタナのカタチを残した上で、新しいリーダーの元成長していってくれると強く信じています」と、サイト上に退任の真意を投稿している。
また、ZOZOの田端信太郎執行役員コミュニケーション室室長が2019年いっぱいで同社を退社するが、「偉大な経営者前澤さんと偉大なサラリーマンである田端さんと一緒に働けて、夢を見れて、最高でした!またどこかでお仕事しましょー!」と、ツイッター上で田端氏に向けてコメントしている。