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Japan|情けない!UAのECは大丈夫か?またまたZOZO頼みになったユナイテッドアローズのEコマース

Oct 25, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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 ユナイテッドアローズ(以下、UA)は自社ECサイト「UNITED ARROWS LTD.ONLINE STORE」を全面刷新するため912日にサイト運営を一時停止し、10月中にリニューアルオープンする予定だった。しかし、10月になっても自社ECサイト開発のメドが立たないことから、UAはこれをZOZOの子会社のアラタナ社に再委託することになった。自社サイトの再開は11月27日を予定している。

 2019年3月期におけるUAのネット販売の売上高は前期比12.0%増の263億3600万円。単体売上高(1313億円)に占める比率は実に20.0%で、前年に比較して1.7ポイント上昇している。直近の第1四半期(2019年4~6月)におけるEC売上高のチャネル別内訳は、ZOZOTOWNが50.8%、Rakuten Brand Avenueが11.5%、Amazonが2.9%で、自社ECサイトは27%だった。

 しかし、今回のZOZOグループへの再委託はちょっとしたスキャンダルではないのか。自社ECサイトの全面刷新といっても、自社のシステムエンジニアがそれを行っていたわけではサラサラなく、外部に委託しただけのこと。なんとか「ZOZO離れ」をしたかっただけなのである。今回、「頼みます。なんとかして下さい」と本当にZOZOに頭を下げた光景が浮かんでくる。UAの内部にシステムエンジニアはほんの数人しかいないと断言する関係者もいる。「オムニシャネル宣言」を華々しくしたUA、このあたりをなんとか早急に解決すべきなのではないか。

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