
ダイドーリミテッドの株価が急落した。3月3日の東京市場で前日比265円安(マイナス24.77%)の805円まで売られ、2日続落。前日のストップ安に続く下落となり、わずか2日間で46.67%安と、異例の急落劇となった。
同社は「ニューヨーカー(NEWYORKER)」を主力に、「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」の国内展開も手掛けるアパレル企業。今回の株価急落の引き金となったのは、2月27日に発表した株主還元策の見直しだ。
ダイドーリミテッドは2026年3月期の年間配当予想を、従来の100円から50円へと半減。「ブルックス ブラザーズ」などのオンラインストアで利用できる株主優待券の配布は継続するものの、優待商品の提供は2025年10月発送分をもって廃止すると発表。実質的な優待縮小と受け止められ、失望売りが加速した。
加えて、市場の評価が分かれているのが最大10億円規模のビットコイン購入方針だ。インフレや円安リスクへの対応、資産ポートフォリオの多様化を目的とするが、本業であるアパレル事業とのシナジーは見えにくいとの指摘もある。財務戦略の転換と映る一方、株主還元の縮小と同時発表となったことで、不安心理を強める結果となった。




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