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China|若年層獲得に動く「ディオール」、中国短編動画アプリTik Tokにいち早く参加

Aug 13, 2018.戴 思斉Beijing, CN
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なぜラグジュアリー・ブランドは音楽カテゴリーのショートビデオアプリに参入するのか?中国のBytedance株式会社(字节跳动)が運営するリップシンク(口パク)の短編動画を共有するコミュニティアプリ「Tik Tok(ティック トック)」に、「DIOR(ディオール)」が初のラグジュアリー・ブランドとしてアカウントを開設した。現在まで同アプリ内で発表した動画は12作品あり、内容はメンズ、ウィメンズからコスメ、バッグまで多岐にわたり、Angelababyや王丽坤、景甜、王子文など人気芸能人も登場している。ブランドのプロフィール部分からは中国限定の「DIORAMOUR(ディオールアムール)」シリーズのページに飛ぶリンクが表示されていて、バッグやシューズなどのアイテムをそこから閲覧することができる。今回「DIOR」は手頃な価格のコスメだけでなく、ハイプライスのアパレルやバッグなども購買力の高い若い世代にアピールすることを目指している。実際、新発売したLady Diorのホワイトのハンドバッグは既に完売していて、「Tik Tok」を活用して動画で商品のディテールを伝え、若い顧客を狙うというのは良い戦略だろう。これまでビューティブランドの「Estee Lauder(エスティローダー)」と「Lancôme(ランコム)」も同アプリでの発信をスタートし、「Michael Kors(マイケル・コース)」や「adidas neo(アディダス ネオ)」も既に参入している。

「Tik Tok」は2016年9月にサービスを開始、2017年に中国で集中的に広告を打ち知名度を高めた。その後東南アジアをはじめとする多くの国、地域で人気を博し、欧米地域では昨年11月に北米の音楽ショートビデオコミュニティ「musical.ly」を買収。「Tik Tok」の公式サイトで今年8月1日に「musical.ly」と新アプリを共同制作すると発表し、名称は「Tik Tok」のまま、新しいロゴとUIでユーザー体験をグローバルで統一し、これまでより充実したビデオ作成機能の提供を開始した。最近では月1億人のアクティブユーザーを達成していて、今後も2社の連携が楽しみだ。
海外では「Tik Tok」はエンタメアプリという認識が強いが、中国では様々な業界のブランドがチャンスを見出しているだけでなく、中国国家テレビ局のCCTV、中国国有の原子力発電会社CNNP、同じく国有の航空機製造企業AVICなどの政府系企業も参入。「TIk Tok」は画像だけでは満足できない若い世代に、内容豊かな15秒の短編動画を届け、若者の心を掴むことができる有効な手段として考えられている。

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