平野歩夢選手は2月11日、北京オリンピック・スノーボード男子ハーフパイプ決勝に出場し、スノーボード全種目において日本史上初となる金メダルを獲得した。平野選手はスノーボーダーとして2014年と2018年の冬季オリンピックで2大会連続で銀メダルを獲得したという偉業を持ちながら、2021年の東京オリンピックではスケートボード男子パークにも出場している二刀流のアスリート。平野選手はドレッドヘアやオーバーサイズのファッションなどが印象的で、スポーツ界はもちろんだが、ファッション業界からの注目も集める選手の1人だ。
平野選手は、「ナイキ(NIKE)」や「オークリー(OAKLEY)」など、名だたるブランドとスポンサー契約を結んでおり、「ユニクロ(UNIQLO)」とは2018年以来グローバルブランドアンバサダー契約を結び、着用モデルも務めている。2019年には、「ユニクロ」と競技用スノーボードウエアの共同開発を行い、軽量で実用性が高いウエアを限定発売した。平野のサインが施されたデザインが特徴のウェアは発売後即完売し、翌年に再販されるほど人気を博した。その際平野は「今回、『軽さ』に徹底的にこだわった高機能な競技用ウエアが手に届く価格で発売されることで、ユニクロで買ってその場で滑れる、そんなスノーボードの手軽さにも注目が集まることを期待しています」とコメントしている。
平野選手は、「服の組み合わせを考えるのが大好きで、特に大会で着る服は念入りに考える」とも話しており、2021年東京大会では着用ウェアにも注目が集まっていた。スノーボーダーとしては使用するボードが注目されていたが、平野選手はスポンサー契約を結ぶ「バートン(Burton)」のボードを愛用しており、今大会にも同ブランドの「カスタム(Custom)」で出場した。