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アンディ・ウォーホル創刊の「インタビューマガジン」が休刊

May 24, 2018.セブツー編集部Tokyo, JP
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1969年にアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が創刊しポップカルチャーのアイコン的存在だった、雑誌「インタビューマガジン(Interview Magazine)」が休刊、その50年以上の歴史に幕を閉じる。以前に同誌で働いていた従業員のツイッターでの発言によって休刊の噂が広まり、Brant Publications(ブラント パブリケーションズ)代表が事実を認め、

ブラント パブリケーションズはウォーホルが他界した1987年にインタビューマガジンを買収。ウォーホルのファンで熱心なアート愛好家だった億万長者のオーナーピーター・ブラント(Peter Brant)は前妻で当時の社長だったサンドラ・ブラント(Sandra Brant)とともに同誌を再始動した。サンドラが自身が保有する株式の50%をピーターに売り、ブラント パブリケーションズを去った後、インタビューマガジンは借金に苦しめられ財務的損失を回復できなかった。前エディトリアル・ディレクターのファビアン・バロン(Fabien Baron)と、23万ドル(約円)の給料未払いで昨年同社を去った前アソシエイト・パブリッシャーのジェーン・カッツはともに同誌に60万ドル(約円)の賠償金支払いを訴えた。今日までインタビューマガジンは詳細について公式声明を発表していない。同誌は過去に日本の「スタジオ・ボイス(STUDIO VOICE)」とライセンス提携をしていた。

今週にはトランスワールドジャパン(TRANSWORLD JAPAN)が発行する日本のメンズファッション&カルチャー誌「ワープ・マガジン・ジャパン(warp MAGAZINE JAPAN)」6月23日発売の8・9月合併号をもっての休刊を発表した。

  • 高村 学

    高村 学

    株式会社Minimal 代表取締役/SEVENTIE TWO パブリッシング・ディレクター

    私の世代にとっては雑誌作りの教科書であった「Interview Magazine」だが、一時代を築いたブランドがこのように淘汰されることはなにも雑誌業界に限った話ではない。「Borsalino(ボルサリーノ)」や「NINEWEST(ナインウエスト)」など、何年にもわたり世界的評価を保ってきたブランドでさえも、今のマーケットでは通用しなくなってきている。ブランドというものは、手をかけず放置しておくと朽ちていくものだということを表している。

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