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Korea|デジタル強化する韓国「アモーレパシフィック」、「アリタウム」にチャットボット導入

Aug 7, 2018.セブツー編集部Seoul, KR
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ARITAUMアプリのチャットボット「アリエル」

韓国最大のビューティ企業AMOREPACIFIC(アモーレパシフィック)がデジタル施策を強化している。同社のビューティ&ヘルスストア(以下H&Bストア)「ARITAUM(アリタウム)」にチャットボットを導入し、氾濫するその他H&Bストアと差をつけ若年層の囲い込みを狙う。

今回「ARITAUM」のスマートフォンアプリ内に導入された「アリエル」と呼ばれるAIチャットボットは、注文・配送管理、メンバーシップカードの照会、商品やイベントのおすすめ、売り場情報の案内など、実際の店舗販売員のように顧客をサポートする。例えば「モイスチャークリームのおすすめは?」と聞くと「HANYUL(ハンユル)」や「LANEIGE(ラネージュ)」などのブランドの製品をアリエルがおすすめしてくれるといった具合だ。

化粧品ブランドでのチャットボット導入は韓国国内では珍しく、同アプリはチャット機能をリリースした後、月の平均利用者が57%増加。特にデジタルに抵抗のない10〜20代の利用者が増えているという。AMOREPACIFIC関係者は「アリエルを使用した多くの消費者が待ち時間無しで商品を探せることに満足している。今後はおすすめできる商品領域の拡大などを通してさらに利用者を獲得する予定だ」と語った。

同社がチャットボットをリリースしたのはこれが初ではなく、同社のECサイト「Apmall(アモーレパシフィックモール)」でもチャットボットを運営していて、昨年6月にはコスメブランド「ETUDE HOUSE」で気になるリップカラーを写真でアプリに送ると同ブランドの類似カラーの製品を自動で案内してくれる機能をアプリに搭載。2016年にはコスメブランド「LANEIGE」でARメイクアップで商品を試せるアプリ「ビューティーミラー」を開発、同アプリは英語と中国語版もローンチしアジア市場でも人気だ。

IT企業との提携にも積極的でサムスン電子と協業して、サムスン電子のスマートフォン「GALAXY S9(ギャラクシーS9)」「GALAXY S9+(ギャラクシーS9+)」にメイクアップのシミュレーションサービスを取り入れた。同機種の利用者はAMOREPACIFIC社のブランドのメイク製品をARでタッチアップすることができ、購入まで可能という画期的な施策だ。

AMOREPACIFIC社のデジタル分野強化はソ・キョンべ同社会長の意向が強く影響している。先月には「(顧客離れ)の危機を回避するためにデジタルビューティーカンパニーとして飛躍する必要があると」と社員に説き、今月初めにはデジタルABC(A:AI、B:ビッグデータ、C:クラウド)の活用を強調したという。

ミレニアル世代の台頭で購買体験の場はモバイル端末へと急速に移ろっている。これからは単なるショッピング機能に留まらない、モバイル上での顧客体験の向上がビューティの分野でも不可欠になってくるだろう。

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