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China|中国で急成長するファッション誌「YOHO!」、1,400のブランドが参加するEC事業に続きリアル店舗もオープン

Oct 10, 2018.戴 思斉Nanjing, CN
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中国最大規模のファッション・イベント「YO'HOOD 2018」が9月2日に上海で閉幕した。中国のファッション誌「YOHO!(ヨーホー)」から派生したイベント事業、EC事業が短期間のうちに拡大し、「YOHO!」ブランドが中国国内で影響力のあるプラットフォームとして急成長している。

南京に本社を置くYOHO!グループは2005年に設立され、その後、北京、上海、広州、香港、東京に子会社を設立した。現在の従業員は1,074人、平均年齢28歳のYOHO!グループは、中国のファッション業界のリーダー的存在になることに注力しており、同グループの主要プロジェクトは、「メディア+小売業+イベント」で構成される。メディア(YOHO!トレンド誌、YOHO!GIRL、YOHO!NOW APP)、小売業(YOHO!BUY、YOHO!STORE南京店)、イベント(YO'HOOD)、ファッションブランド(YOHOPE)とアプリ(mars APP)。2017年、YOHO!グループのGMV(流通総額)は34億元(*約555億円)に達し、2018年には50%伸長するとみられている。

ファッション誌を祖業とするYOHO!は、中国のオンライン市場が発展し始めた2008年からEC事業に参入し、同年に「YOHO!EC販売システム」「YOHO!商品発注システム」「受注システム」「ECのBIシステム」などECに関連する全てのシステムを自社で開発した。現在、YOHO!BUYは1,400以上のファッションブランドが参加し、「NPC」「SUBCREW」「SMG」などの芸能人ブランドも取り扱っている。

しかし、2017年始めごろより、中国のEC市場は飽和状態に近付いている。オンラインで新しい顧客を増やすコストはますます高くなっている。2016年10月にジャック・マー(馬雲)が新しい小売業を提案し、大手EC企業らもオフライン戦略に視線を移す。2018年始めには、まずBAT*のなかの二つの大手企業アリババとテンセントが新たに小売事業を拡大していき、その後、網易とJD.comもオフラインを注力すると発表した。ファッションカルチャーを深く理解し、そしてリアルなビジネスに対する感性が鋭いYOHO!はもう一度このタイミングを狙ってオフライン戦略を展開する。2017年10月、YOHO!が3年をかけて構築したオフラインプロジェク「YOHO!STORE」の第1期店舗(1階と2階、合計1,500㎡)が南京にプレオープンして、第2期は(3階と地下1階)は2018年秋にオープンする予定だ。また、今年10月には、上海に初となるストリート系ブランドを扱うセレクトショップ「YOHO!BLU」もオープンする予定だ。今後もYOHO!はリアル店舗に注力し、主要都市にオープンしていく予定だ。また、YOHO!は、ファッションの聖地と言われる日本の原宿や米国・ニューヨークのSOHO地区などと同じような、中国のファッションカルチャーの聖地と呼ばれる街作りを目指している。


*1中国元=16.35円換算(10月9日時点)
*BAT:中国三つの大手 IT 企業のアルファベット略語、B=Baidu(バイドゥ会社)、A=Alibaba(アリババグループ)、T=Tencent(テンセント会社)

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