メンズファッション誌「SENSE」が7月号(6月9日発売)をもって月刊誌としての発行を休止する。「SENSE」は、創刊時から編集長を務める守谷聡氏が宝島社から独立した2000年9月に立ち上げ、同誌の媒体資料によると発行部数は7万部。守谷編集長は2007年3月に兄弟誌「HEART」を創刊したが2年弱で休刊、しかしEコマース「THE BLACK SENSE MARKET」を立ち上げるなどメディアを軸に多角化を進めてきた。SNSやEコマースは今後どうするか、正式な発表はないが継続を視野に検討しているとみられる。大手出版社が資本力でメンズ雑誌を展開する中で、インディペンデント系出版社として22年にわたり「SENSE」を率い、メンズマーケットの発展に尽力してきた守谷聡編集長の労をまずはねぎらいたい。