BUSINESS NEWS
  • share with weibo
  • share with LINE
  • share with mail

資生堂の通期決算は287億円の営業赤字 再建へ組織再編を本格化

NEWFeb 10, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
VIEW23
  • share with weibo
  • share with LINE
  • share with mail
撮影:SEVENTIE TWO

資生堂は2月10日、2025年12月期の通期連結決算を発表した。売上高は9699億9200万円(前年比2.1%減)と減収となり、営業損益は287億8800万円の赤字(前年は75億7500万円の黒字)、親会社株主に帰属する当期純損益は406億8000万円の赤字(前年は108億1300万円の赤字)と、大幅な損益悪化となった。第3四半期に計上した468億円ののれん減損損失が、営業赤字転落の最大要因となった。

事業別では明暗が分かれた。日本事業は売上高2953億円(前年比0.7%増)、コア営業利益390億円(同50.6%増)と増収増益で収益性が改善。一方、中国・トラベルリテール事業は売上高3422億円(同3.5%減)、コア営業利益645億円(同10.4%減)と減速した。米州事業ではスキンケアブランド「ドランク エレファント」が苦戦し、売上高は1066億円(同9.5%減)、コア営業利益は116億円の赤字(前年は92億円の赤字)と厳しい状況が続いた。

同社は2026年12月期の通期業績予想も公表。売上高9900億円(前年比2.1%増)、営業利益590億円(前年は287億8800万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益420億円(同406億8000万円の赤字)と、黒字転換を見込む。

経営再建に向けた構造改革も加速している。2025年10月には本社で約200人の希望退職を募集したほか、2026年には資生堂クリエイティブと資生堂インタラクティブビューティーを本社へ吸収合併する。さらに店頭マーケティングを担うジャパンリテールイノベーションは解散・清算するなど、組織の再編を進める。

今後はスキンビューティー領域を中核に据え、ブランドの集中と収益性改善を最優先課題に掲げる。米州事業の立て直しと中国依存からの脱却が、資生堂の再成長に向けた最大の焦点となりそうだ。

READ MORE