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靴は堅調、服は拡大途上 ダブルエーが通期決算を下方修正

NEWDec 15, 2025.セブツー編集部Tokyo,JP
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「オリエンタル トラフィック(Oriental Traffic)」「ニカル(NICAL)」「卑弥呼」などのシューズブランドを展開するダブルエーは12月15日、2026年1月期の第3四半期決算を発表した。売上高は168億1500万円(前年同期比2.6%増)と増収を確保したものの、営業利益は7億5500万円(同32.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億900万円(同17.0%減)と、利益面では大幅な減少となった。

主力の婦人靴の企画・販売事業では、ブランド力の強化を目的に旗艦店を含む複数店舗でリニューアルを実施したことに加え、新規出店も進めた結果、売上高は前年同期を上回った。一方で、改装や出店に伴う初期費用の増加、工事期間中の一時休業による販売機会の減少が利益を圧迫した。同事業の売上高は148億9259万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は23億2540万円(同6.7%減)となり、収益性はやや低下した。

婦人服の企画・販売事業は、4月に事業を譲り受けた「トランテアン ソン ドゥ モード(31 Sons de mode)」の寄与により、売上高は19億2280万円(前年同期比23.2%増)と大きく伸長した。ただし、ブランド統合に伴う諸費用や人件費の増加、店舗改装による一時休業の影響が重なり、セグメント利益は1億6232万円の赤字に転落した。前年同期は1174万円の黒字を確保していただけに、立ち上げ期特有のコスト負担が重くのしかかった格好だ。

こうした状況を踏まえ、ダブルエーは同日、2026年1月期の通期連結業績予想を下方修正した。修正後の予想では、売上高を239億100万円(従来予想265億2700万円、前期比4.8%増)、営業利益を12億8600万円(同24億8400万円、同23.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益を8億3200万円(同14億7700万円、同16.5%減)としている。

 

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