
撮影:セブツー
リーガルコーポレーション(以下、リーガル)は5月12日、「オリエンタル トラフィック(Oriental Traffic)」「ニカル(NICAL)」「卑弥呼」といったシューズブランドを手掛けるダブルエーと業務提携を締結すると発表した。2025年秋冬からリーガルが運営する直営店約100店舗で「ニカル」「卑弥呼」を販売する。ダブルエーの主力ブランドである「オリエンタルトラフィック」は、5,000〜8,000円ほどの婦人靴が若い女子を中心に人気で、「婦人靴のユニクロ」とも呼ばれている。婦人靴に強いダブルエーと提携することで、婦人靴事業のさらなる成長を目指すとしている。なお、ダブルエーは2020年5月に卑弥呼の株式を100%所有するHSHから前株式を取得し、完全子会社している。
リーガルが同日発表した2025年3月期の通期連結決算は、売上高は235億5800万円(前年比0.7%減)、営業利益は3億9700万円(同23.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億円(同63.8%増)と減収増益だった。リーガルは所有する上場株式の売却益など3億4500万円を特別利益として計上している。また、リーガルは4億3000万円を上限に自己株式を取得することを決定、15万1000株を上限に取得する。取得期間は5月13日から2026年3月31日まで。自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は4.78%。
リーガルの2026年3月期の連結業績予想は、売上高は243億円(前年比3.1%増)、営業利益は5億円(同25.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億6000万円(同8.5%増)を見込む。