
ワコールホールディングス(以下、ワコールHD)の株価が4月20日、急騰した。前営業日比700円高(16.12%)の5,042円まで上昇し、ストップ高を記録。5日続伸となり、年初来高値を更新した。
背景には、シンガポールの投資ファンドでアクティビストの3Dインベストメント・パートナーズの動きがある。同ファンドがワコールHDに対し、身売りを迫っているなどと報じられたことで、思惑買いが一気に流入したとみられる。
3Dインベストメント・パートナーズは日本企業への投資で存在感を強めている。今月2日には、カシオ計算機の発行済み株式の5.03%にあたる1196万4800株を保有していることが判明し、翌3日の株価は前日比7.68%高となる1,570.5円まで上昇。アクティビストの関与が株価を押し上げる構図が改めて意識された。
ワコールHDの2026年3月期の通期業績予想は、売上収益1738億円(前期比0.1%減)と横ばいながら、営業利益は202億円と前期比6倍超の水準を維持する計画。親会社株主に帰属する当期純利益は122億円(同74.6%増)を見込んでいる。
業績の回復期待に加え、アクティビスト関与による戦略転換への思惑が重なり、株価は一気に水準を切り上げた。今後は、同ファンドの具体的な提案内容と、それに対する会社側の対応が焦点となる。








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