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ファストリが投資単価引き下げを多面的に検討とはどういうことなのか?

Nov 22, 2022.三浦彰Tokyo,JP
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ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長

「ユニクロ(UNIQLO)」「GU(ジーユー)」を手掛けるファーストリテイリングは11月18日、投資単価の引き下げについて、「多面的な視点から検討する」という発表を行なった。どういうことなのか首を傾ける方も多いはず。簡単に言えば、現在8万1430円(11月22日終値)の株価が高過ぎないかということだ。ファストリの最低購入単位は100株。つまりファストリの株を買うのには最低814万3000円が必要でこれは一般庶民にはとても手が出せないだろうと東京証券取引所(東証)から何か言われたのではないかと推察する。東証は有価証券上場規定(2009年改定)で購入時5万円以上50万円未満にするように移行及びその維持に努力することとしている。

つまり、東証は「ファストリの株は高すぎるから株式の分割をしなさい」ということを示唆したのではないか。現在のファストリ株を10分割すると8万1430円の株は理論的に8143円になり、100株買っても81万4300円。まだ50万円未満ではない。では1株を20分割すると1株は4071円50銭になり、100株買うと40万7150円になる。このあたりが、庶民がファストリ株を買える限度だと東証はいうのである。株数は20倍になるが時価総額(株価×株数)が変わるわけじゃないし、「やればいいじゃないか?」という声も聞こえる。しかし当然のことながらこの株式分割にはかなりの時間とコストがかかるのだ。それによって得られるメリットはほとんどない。あえて言えば、株式分割の発表は大抵の場合は、株価上昇を誘発するケースが高い。

今回の「多面的な視点から検討する」というファストリの煮え切らない発表(11月18日)は、「やるのか?やらないの?」ハッキリしてということで、この発表後同社の株は若干下がっている。さあ、柳井正会長兼社長やるんですか?やらないんですか?

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