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ジンズやシチズンも支援するispaceの株価が月面着陸失敗でストップ安 株価は3日間で45.6%下落

NEWJun 9, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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月への物資輸送サービスをはじめとした月面開発事業を手掛けるスタートアップのispaceの株価が、6月9日にストップ安となり3日続落となった。ispaceは月着陸船「レジリエンスランダー」による、アジアの民間企業として初となる月面着陸を目指していたものの、6月6日未明に月面への着陸に失敗。エンジンを噴射させて着陸態勢に入ったが、減速が不十分で月面にハードランディングしたとみられる。ispaceの月面着陸は2023年4月に続く2度目の失敗となった。

ispaceの株価は6日、取引が開始されると失望売りで前日から28.7%下落し744円まで値を下げ、さらに週明けの9日は20.16%下落しストップ安となった。ispaceの株価は3日の間に45.6%下落した。ispaceは、史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を主導しながら、月面輸送を主とした民間宇宙ビジネスを手掛けている。アイウェア「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズやシチズン時計なども「HAKUTO-R」のコーポレートパートナーとして名を連ねている。

ispaceの2026年3月期決算は、売上高は過去最高となる62億円を計画しているが、最終利益は83億円の赤字を見込む。前期は119億4500万円の最終赤字だったため、赤字幅は縮小するが、2027年に予定している3回目の打ち上げに向けて原因究明に努めることが求められる。

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