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Japan|90年代リバイバルでロゴブーム再燃!この流れはいつまで続く?

Apr 26, 2018.粟田真紀子Tokyo, JP
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90年代リバイバルの流れに乗って、ブランドロゴ・ブームが再燃している。90年代のロゴブームといえば、スポーツブランドやストリート系ブランドがその人気を牽引していた。だが2018年春夏は、(先シーズンに続き)ビッグメゾンがロゴアイテムを続々発表。一目でどこのとわかるくらいブランド名を大胆にのせたものもあれば、アイコニックなモノグラムを再解釈したデザイン、ストリートムードなアレンジロゴまで。ロゴの可能性が今までになく広がっている。

そんなロゴブームの立役者が、飛ぶ鳥を落とす勢いの2大トレンドセッター「バレンシアガ」と「グッチ」だ。「ヴェトモン」のデザイナーとしてカルト的な人気を誇っていたデムナ・ヴァザリアが、「バレンシアガ」のクリエイティブディレクターに就任したのが2016年秋冬シーズン。トレンドの流れを変えたと言われるほど話題となったデビューコレクションでは、ブランド名をのせたフーディやダウンマフラーが登場。翌シーズンの2017年春夏メンズコレクションでは、シンプルなロゴ入りベイスボールキャップを発表し、それがストリートで大ヒットした。さらに2017年秋冬メンズコレクションでは、2016年の米大統領選挙で民主党候補を争ったバーニー・サンダースのキャンペーンロゴをブランド名に変えてパロディったロゴモチーフや、ブランドロゴを配したショッパー風のレザーバッグ、親会社「ケリング」の企業名をプリントしたフーディなどを発表。今に続くロゴブームの流れを決定づけた。

一方、2015年1月に「グッチ」のクリエイティブディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレも、アイコニックなGGモノグラムをグラフィティ風に描いたり、大胆にもメインモチーフとして取り入れたり。折衷・装飾主義的な過剰さでデビュー以来、積極的にブランドロゴを打ち出してきた。そして2018年クルーズコレクションでは、“グッチ的な”を意味する「GUCCY」という造語を飾ったアイテムが登場。ブランド名を活用した言葉遊びはそれだけにとどまらず、「GUCCIFY YOURSELF(グッチ化しよう)」という言葉まで飛び出し、さらに上を行くアイデアを見せつけた。

ちなみに、“FF”のモノグラムロゴで人気の「フェンディ」も、2017年秋冬に“F”の文字を逆さまに使ったニューロゴを発表。また昨年に空前の盛り上がりを見せた「ルイ・ヴィトン」×「シュプリーム」のコラボも、このブームを象徴するトピックとして挙げておきたい。

もちろん、この流れは同時にストリートでも浸透中。「ギャップ」「アニエスベー」「ゲス」など、90年代ストリートで人気だった“懐かし”のロゴアイテムが、昨年春あたりからミレニアル世代のモデルたちにヒット。ミレニアルモデルの代表格であるジジ・ハディッドとコラボ(2016年秋冬〜2018年春夏)した「トミー ヒルフィガー」のロゴアイテムも今、再ブレイクしている。こうしたロゴブームの背景には、90年代スタイルのリバイバルと共に、“インスタ映え”するキャッチーさが影響しているのは言うまでもない。

さてこのブームはいつまで続くのか?2018年春夏シーズンを見る限り、ビッグメゾンのランウェイにおけるロゴデザインは、飽和状態に達しているように感じた。わかりやすいデザインは人気に火がつくのが早いが、飽きがくるのも早い。ブームの寿命が尽きるのも、そう先の話ではなさそうだ。

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