
日経平均株価が7月4日(火)以来、4日連続で大きく下げている。「いよいよ終わりの始まりなのか?」という声も上がり始めている。
その状況は:
・7月4日(火): −330円81銭 終値 3万3422円52銭
・7月5日(水): −83円82銭 終値 3万3338円70銭
・7月6日(木): −565円68銭 終値 3万2773円62銭
・7月7日(金): −384円60銭 終値3万2388円42銭
という具合だ。実は6月末にも4日連続下落のシーンはあった。その状況は:
・6月22日(木): −310円26銭 終値 3万3264円88銭
・6月23日(金): −483円34銭 終値 3万2781円54銭
・6月26日(月): −82円73銭 終値 3万2698円81銭
・6月27日(火): −160円48銭 終値 3万2538円33銭
6月末ではこの後盛り返して3万3000円台に再浮上しているが、またまた7月6日には3万2000円台に下落している。相場に対する強気と弱気が交錯する展開なのだ。ある意味では、相場の今後を決定する天王山と言ってもいいかもしれない。その結論は週明けの月曜日に判明するのか。そうした意味では7月10日月曜日が大注目だ。
この高値圏での株価の上下動は、煎じ詰めると日本の景気はいいのか悪いのか?ということになるが、これもハッキリしない。先進国の中では一番遅くコロナ禍が収束した日本には、インフレ率を上回るリベンジ消費がやってきて「日本経済は一人勝ち」というシナリオがあったが、これが崩れつつある。今の高値圏での「もみ合い」は未だに続いている「日本経済一人勝ち」という強気論と「やっぱり日本の将来は暗い」という弱気論の攻めぎあいのように思われる。果たして、その決着はどうなる?
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