インターメスティックの2023年12月期の通期連結決算は、売上高は398億7528万円(前年比11.1%増)、経常利益は34億2754万円(同28.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は25億6200万円(同202.3%増)と増収増益で、最終利益は前年の2倍を計上している。
2024年12月期の中間期決算(1〜6月期)は、売上高は217億7488万円、経常利益は29億4441万円、親会社株主に帰属する中間純利益は20億1670万円で、今期も大幅な増益を見込む。
◾️想定公募価格は1480円
インターメスティックの株式は、創業者一族の資金管理会社のルイ・ボストンが50%、上野博史社長が20%、上野剛史氏が20%、上野照博氏が5%、上野芙佐子氏が5%を所有している。
上場時の発行済み株数は3060万株で、公募株数は788万株、売出株数は284万2000株。1株当たり当期純利益(EPS)は119.61円で、インターメスティックの想定発行価格は1480円。一般的に妥当な公募価格はEPSの10〜20倍と言われており、現実的な公募価格。この想定発行価格をベースにするとインターメスティックの時価総額は452億8800万円となる見込みだ。
◾️手取金は100億円超
インターメスティックは新規発行による手取金として、概算で100億円超を取得する。このうち約44億円を連結子会社のゾフ社への投融資に、約39億円を返済資金に充てる。20億円を広告宣伝費、23億円を新規出店や既存店の改装・増床のための設備費、5億円を人材の採用費に充てるとしている。
モニター上のミーティング頻度や動画の視聴時間は大幅に増加しており、猛暑などUVケアの観点からサングラスの需要も増加していくと見られる。2022年の販売本数ベースで、インターメスティックのシェアは14.7%を占めており、今回の資金調達によりさらなるシェア拡大を目指していく。