「エルメス(HERMES)」は11月19日、JR名古屋駅に直結する「ジェイアール名古屋タカシマヤ」の3階にある店舗をリニューアルオープンした。名古屋エリアで、「松坂屋名古屋店」「名古屋三越栄店」と合わせて3店舗体制となる。11月19日から11月23日までの期間は事前抽選の当選者のみが入店でき、24日以降は通常入店が可能となる。オープニングのウィンドウディスプレイは、地元愛知県出身のプロダクトデザイナーでクリエイティブディレクターの鈴木啓太が手掛けている。名古屋の街と人々へのオマージュを込めて、3Dプリントした透明なベースに、虹色の光が屈折して現れる自由なペガサスが披露されている。
「ジェイアール名古屋タカシマヤ」は、10月5日に好調な売り上げを維持しているラグジュアリーゾーンを2023年秋までに1.5倍以上に拡充するために大規模リニューアルを行うと発表していた。同店は、リニューアル前と同じフロア内で場所を移し、2つのゾーンで構成される店舗にリニューアル。以前の店舗に比べ1.2倍の広さに増床した。店舗デザインはフランス・パリの建築設計事務所のRDAIが手がけ、外観には同店のために焼き物の町である岐阜県多治見市で作られたタイルを使用している。
同店では、16のカテゴリーを取り扱う。メインゾーンのエントランスの先にスカーフやネクタイを展開するシルクのアイテムのコーナーを設置。エントランスには、「エルメス」の蔵書印を設置し、床にグリーンのリサイクルガラスをあしらった。奥には、ジュエリー、時計、バッグ、革小物を扱うスペースや、マリッジリングを取り揃えるサロンが続く。メンズとウィメンズが1つの空間に配されているため、ゆったりとショッピングを楽しむことができる。化粧品売り場に面した開放的なゾーンでは、リップやファンデーション、チークなどビューティアイテムや香水などを展開する。床にはピンクの大理石をあしらった。
「ジェイアール名古屋タカシマヤ」は、2、3、4階のラグジュアリーゾーンで新規5ブランドを導入し、「エルメス」を含め8ブランドをリニューアルするほか、7階に新たなラグジュアリーゾーンを新設した。