5ピースバンド、Hedigan’s(へディガンズ)が、1stシングル『LOVE (XL)』を11月22日にデジタルリリースした。
Hedigan'sは、今回が初の音源リリースであり、これまで公式なライブは1度しか行っていないにも関わらず、すでに公式Twitterのフォロワーは7000人を超え、東名阪ツアーも決定した。彼らがこれほどの注目を集めている理由は、豪華なバンドメンバーだ。
ボーカルを務めるのは、Suchmosの河西"YONCE"洋介。Suchmosが2021年2月に活動を休止して以降、ステージに立つ機会がほとんどなかった彼が音楽活動を再開するのが、このHedigan'sなのだ。脇を固めるのも、Gliderの栗田将治(Gt.)と栗田祐輔(Key.)、ゆうらん船の本村拓磨(Ba.)、Glimpse GroupやAKOGAREなど多数のバンドで活動する大内岳(Dr.)ら、それぞれシーンで既に活躍しているミュージシャンたちだ。
Hedigan'sは、今年7月に下北沢のライブハウス、THREEとBASEMENTBARで行われた大内岳のバースデーイベントに、シークレットゲストとしてラインアップされた。その時点ではバンド名はまだ発表されておらず、大内がTwitter(現・X)上でバンドメンバーを公開すると、一気に注目が集まりチケットは完売した。その際も、リハーサルを含め全編撮影禁止とされ、バンドの全貌は公には明らかにならなかった。
そして彼らは約3ヶ月後の10月、長野のライジングフィールド軽井沢で開催された音楽フェス「EPOCHS 〜 Music & Art Collective 〜」の2日目に出演し、Hedigan'sとして初の公式なライブを行った。最高潮に高まっていたリスナーたちの期待を超えたパフォーマンスは大きな反響を呼んだが、そのステージ上でも多くは語られず、次にHedigan'sが姿を見せるのはいつなのか、楽曲はいつ発表されるのか、そもそも今後どのように活動していくのかすら、謎のままとなっていた。
そんな中、Hedigan'sは11月22日、ファーストシングル『LOVE (XL)』をデジタル限定で突如リリース。アートワークは大内岳が手掛けた。フォーキーなアコースティックギターと河西"YONCE"洋介のメロウな歌声で始まり、R&Bやソウル、ジャズのエッセンスが随所に散りばめられたどこか懐かしいサウンドが、無国籍的な情緒を漂わせる。「今はあなたを抱きしめたい」と繰り返すリリックは、この争いや不均衡が蔓延る世界の中で、タイトルの通り、大きな愛に身を任せようとする諦観と希望を歌っているようにも聞こえる。
彼らはそんなピースフルな楽曲と共に、2024年2月に東名阪ツアー「Hedigan's Live Tour」を開催することを発表した。21日の大阪・UMEDA CLUB QUATTROではmaya ongaku、22日の愛知・NAGOYA CLUB QUATTROではOGRE YOU ASSHOLE、27日の東京・SHIBUYA CLUB QUATTROではROTH BART BARONという豪華な面々をゲストに迎える。すでにチケットぴあにて、先行予約受付を開始している。
ついに本格始動となった注目の超大型新人バンド、Hedigan's。今後の活動に更なる注目が集まっている。