今年は8月29日から9月3日までの6日間行われ、49のブランドが来シーズンのコレクションをショー形式で発表している。
セブツー編集部では、その中から注目すべきコレクションを厳選して紹介する。
「レバークチュール(LEVER COUTURE)」
ウクライナ出身のデザイナーのレシャ ヴェルリンジェーリ(Lessja Verlingieri)が2011年に設立した「レバークチュール」は、レディ・ガガ(Lady GaGa)のファッションディレクターであるニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)に見出され、ミュージックビデオやステージ、レッドカーペットなど衣装などを手掛けているブランドだ。
斬新なアイデアを具現化し、社会に特別なものをもたらすため常に挑戦を続ける「レバークチュール」の顧客リストには、ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)やジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)などが名を連ねる。
8月31日、東京・上野の東京国立博物館 表慶館で23春夏のコレクションが発表された。会場となった表慶館はウクライナカラーにライトアップされ、ウクライナの国民的な歌手であるチーナ・カーロリ(Tina Karol)がライブパフォーマンスを行った。
コレクション序盤から紅白のオーガンジー素材や着物を彷彿とさせるドレス、幸せを運ぶコウノトリなど、日本の文化に着想を得たコレクションピースが多く見られた。顔を覆うような大胆な形状、何層にも重ね大量に生地を用いたドレスは、絶妙なバランスで整えられており、美術品のような造形美だ。
コレクション最後にはウクライナの国旗カラーである青と黄色のドレスを着用したルックが登場。「MADE IN UKRAINE」とプリントされたTシャツで登場したデザイナーのレシャは、日本でショーを発表出来たことに感謝を述べるとともに、ウクライナの平和を願いコレクションの幕を閉じた。