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マドラスの岩田達七社長が登壇 履き心地と健康美を追求した「metaインソール」を開発

Feb 16, 2023.高村 学Tokyo,JP
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左から、マドラスの岩田達七社長、タナックの棚橋一成社長 撮影:セブツー

マドラスは2月16日、超柔軟ゲル素材「クリスタルゲル」などを手掛けるタナック(本社:岐阜県、代表:棚橋一成)と共同で開発したシューズのインソール「metaインソール」を今春から発売すると発表した。紳士靴用は3月下旬から、婦人靴用は4月下旬から順次、公式オンラインショップと直営店で販売を開始する。クラウドファンディングの「マクアケ(Makuake)」では、2月17日から先行で販売を開始する。現在、「metaインソール」は特許出願中で、マドラスは健康志向時代に合わせて足元から健康をサポートしていく。

今年で創業102年を迎えたマドラスは、タナックが医療用として開発した「クリスタルゲル」に着目して、履き心地と歩行の安定性、疲労軽減を実現する「metaインソール」を展開する。「metaインソール」は、高反発性のゲル素材が足の形状によく馴染み、これまでのインソールにない履き心地になっている。また、足裏のアーチをサポートする構造により、歩行時の安定性が保たれ、躓きや転倒の防止に繋がる。さらに、扁平足や外反母趾の予防、姿勢の改善にも繋がる。

「metaインソール」の発表会に登壇したマドラスの岩田達七社長は、「おしゃれは足元からというが、おしゃれも健康も足元から始まると考えている。そういった靴が世界から求められていると思う。国内の革靴産業は、カジュアル化と貿易の自由化という2つの大きな波にさらされているが、この波を乗り切るにはイノベーションが必要だ。今回、履き心地にプラスして、健康美を追求した画期的な商品を開発することができた」と、「metaインソール」の意義について説明する。

「metaインソール」を共同開発したタナックは、医師の手技のトレーニング用シュミレーターなどを開発しており、特に「クリスタルゲル」は医療に限らず、建築資材、介護福祉などさまざまな分野で採用されている。1000%以上の高伸縮性があり、しかも復元性にも優れているこのイノベーティブな素材を採用することで、岩田社長が掲げる「唯一無二の履き心地で世界基準へ」という目標の実現を目指す。

この「metaインソール」を実際に1年間履いてみたという岩田社長は、「履くと背筋が伸びて姿勢がよくなると感じた。足裏には内蔵に繋がる大事なツボが集積しているが、自分の体重で足裏マッサージをしている感覚がある。歩いたり立ったりしていると足裏の筋肉が硬くなり、血管が硬くなり老廃物が溜まることで疲れに繋がるがそういったことも改善できる」と、感想について語る。

「metaインソール」は男女ともに13,200円で、「metaインソール」を搭載したシューズも2023年春夏から展開する。

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