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ワインと時計をこよなく愛する男・三宅スタンレーの連載第4回:BVLGARI

Aug 25, 2022.三宅スタンレーTokyo, JP
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人生を楽しむ術を知り尽くした男、三宅スタンレー。人生を豊かなものにしてくれるワインと時計との出会いを求めて、いつも世界のどこかを旅している。先月から始まった連載では、三宅スタンレーがこよなく愛するワインと時計を紹介していきます。

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みなさん、こんにちは。三宅スタンレーです。今日はボクシング業界からビッグニュースが飛び込んできましたね。日本のボクシング界が誇る「モンスター」こと井上尚弥選手が、WBO王者のポール・バトラー選手と4団体の王座統一をかけて拳を交えることがついに決まりました!公式発表はまだですが、12月13日に日本で開催するようです。井上選手が勝利すれば、日本人の歴代王者が誰もなしえなかった4団体の統一王者になります。歴史に刻まれるチャンピオンが誕生する瞬間になるわけですから、これはぜひとも生で観戦したいですね。「モンスター」と「スタンレー」、なんとなく名前の響きが似ていて勝手に親近感を持っているのですが(笑)、当日はリングサイドで応援したいと思います。

さて、そういったわけで今回はどんなコレクションを紹介するか少し悩みましたが、歴史を感じさせてくれるジュエリーを選んでみました。イタリアンジュエラーの最高峰の「ブルガリ(BVLGARI)」の「モネーテ」ネックレスです。これは「ブルガリ 銀座タワー」に展示されていた一点モノで、販売はしていなかったようですが一目惚れして、ローマ本社にわざわざ販売の承認をとってもらいました。「ブルガリ」といえば、ヘビをモチーフにした「セルペンティ」や「ビー・ゼロワン」といったアイコニックなシリーズが知られていますが、ローマ帝国時代のコインをペンダントトップにセッティングした「モネーテ」も「ブルガリ」らしいアイテムです。なにしろ「ブルガリ」は、ギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリがローマで創業したブランドだけあって、ローマ帝国の栄光をデザインに取り入れることにあらゆる情熱を注いでいますから。古代ローマといえば、おおよそ2000年も昔。そんな時代の希少なコインが現存し、ジュエリーとして現代によみがえることに壮大なロマンや歴史を感じずにはいられませんね。

 

風水では「円は縁に通じる」といいます。私はこの丸いペンダントを、大事な縁を引き寄せたいと感じた時に身に着けるようにしています。ボクシングでは、いかに最強チャンピオンであろうと統一戦ともなるとマッチメイクは困難をきわめます。今回、井上選手は4団体王座統一戦を引き寄せましたから、実力はもちろんですが運にも恵まれていると感じました。おそらく井上選手は12月13日にボクシング史に名を刻むことになるでしょう。この「モネーテ」のように肖像がコインに刻まれることはないとしても、「モンスター」の名前は世界中のボクシングファンの心に深く刻まれるのではないでしょうか。同じ日本人として誇りに思いますね。この「ブルガリ」のネックレスを見ながら、そんな思いに駆られた一日でした。それでは、みなさん、また次回!

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