ワインと時計をこよなく愛する男・三宅スタンレーの新連載がスタート 第1回:パテック フィリップ
Jul 8, 2022.Tokyo, JP
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さて、前置きが少し長くなりましたが、今日は私のワインコレクションの中から、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の「ラ・ターシュ(La Tâche)」の2006年のマグナムを紹介しましょう。ワイン好きの私ですが、この1本には感動しました。2006年の「ラ・ターシュ」は、「ラ・ターシュ」らしいエネルギーに満ち溢れていて、圧倒的な密度があります。凝縮感がある加熱調理されたクロ系果実のニュアンスと、クローブや甘草といったスパイス、キノコや湿度の高い苔むした深い森を連想させます。肉感もあり、スモーキーで若干ピーティーなニュアンスもあるので、中華料理を食べたくなるようなワインです。
ワインを飲みながら、加山雄三さんの楽曲に酔いしれることもしばしばですが、ライブ活動を終えようとする加山さんは今がまさに熟成味を増したワインのようです。60年にわたって多くの人を楽しませ、夢を与えてきた加山雄三さんには感謝の思いです。美味しいワインを飲みながら、「人生の三感王」に必ずなる、そんな思いに駆られた一日でした。それでは、みなさん、また次回!