アウトドアブランドの「パタゴニア(Patagonia)」は、サーフィンアンバサダーであるジェリー・ロペス(Gerry Lopez)をフィーチャーした新しいブランドフィルム「ジェリー・ロペスの陰と陽(The Yin and Yang of Gerry Lopez)」を公開した。今回の公開にともない、日本にロペスを迎えて8月末からジャパン・ツアーを実施する。
本作品は、ロペスの生き方や人生観を描いた100分という長編ドキュメンタリーフィルム。監督はプロスケートボーダーでもあるステイシー・ペラルタ(Stacy Peralta)が務めた。1948年にハワイ・オアフ島で生まれたロペスは、「サーフィンの神様」とも呼ばれるサーフィン界のアイコン。1970年代ハワイ、オアフ島ノースショアのサーフポイント、パイプラインでチューブマスターとして評価され、攻撃的なサーフィンでキャリアを築いた。また、インドネシアなどのサーフポイントの開拓にも大きく貢献した。1970年に、仲間と共に「ライトニングボルト(Lightning Bolt)」を創立。「ライトニングボルト」は、イナズマのシンボルマークが特徴のサーフブランドである。1978年公開のアメリカのサーフィン映画「ビッグ・ウェンズデー(Big Wednesday)」には本人役で出演。ヨガを50年近く続けており、禅の信奉者でもある彼は、サーフィンとヨガのつながり、またサーフィンと人生哲学の結びつきを説いてきたことでも知られている。現在はオレゴンに在住し、サーフィンと執筆活動とシェイピング、さらに自宅近辺でパウダースノーを満喫している。本作品では、彼の物語がはじめて完全に語られる。
ジャパン・ツアーは、8月27日、28日、30日、31日、そして、9月2日にロペスとMCを迎えて仙台、東京、福岡、大阪、奄美大島で行われる。MCを担当するのは、「パタゴニア」サーフィンアドバイザーの眞木勇人とラジオパーソナリティのジョージ・カックル(Geotge Cockle)。ツアーのチケットは予約制で、チケットの購入者全員に、ロペス著の「SURF IS WHERE YOU FIND IT」をプレゼントする。