
前澤友作氏の公式インスタグラムより
実業家の前澤友作氏が、6年前にオーダーした全長114メートルのメガヨットがまもなく完成することを、自身のインスタグラムで報告した。
前澤氏が投稿したのは、優雅な曲線を描く巨大な船体の写真。建造を手がけたのは、約150年の歴史を持つドイツのルーセン造船所で、ヨットには最大水深200メートルまで潜ることができる潜水艇、釣り船、そしてヘリポートが搭載されている。前澤氏は「少年の頃に憧れていた男のロマンを全て詰め込んだ船になりそう」とコメントしている。
デザインを担当したのは世界的デザイナーのマーク・ニューソン氏。ヨーロッパを拠点に活動するニューソン氏は、流線型や円形を多用した造形で知られる。前澤氏からの「とにかく他に見たことのないユニークなヨット」「柔らかなフォルム」という要望に応えたデザインとなっている。
また前澤氏は造船所に対し、「世界中の海をどこでも航海できる丈夫な船にすること」という条件も提示。ルーセン造船所はこれに応え、北極や南極を含むあらゆる海域を航行可能な仕様に仕上げたという。造船所のピーター・ルーセン社長は、「当社150周年を記念する特別なプロジェクト」だと語っている。
前澤氏は過去にも、「ロールスロイス(Rolles-Royce)」と「エルメス(HERMES)」がコラボしたオーダーメイド車「ファントム オリベ」など、規格外のプロジェクトを手がけてきた。今回のメガヨットも、そのスケールと仕様から大きな注目を集めそうだ。
投稿の最後で前澤氏は、「いずれ日本にも持ってきてお披露目できたら」と語っており、日本国内で実物を目にする日が訪れる可能性もありそうだ。