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「シアタープロダクツ」の武内昭が発起人のブランドなどサステナブルな日本のバッグブランド3選

Jun 8, 2022.Tokyo, JP
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2015年の国連サミットでSDGsが採択されて以来、「サステナブル」や「エシカル」に取り組むブランドやプロジェクトが多く生み出されている。その中でも日本が生んだ、素材や環境に配慮したり、捨てられるはずのものをアップサイクルしたりしてバッグを作るブランドを紹介!

1つ目は「コンテナショップ(The Container Shop)」
2018年に、東京都台東区蔵前の縫製工場から生まれたブランド。20年以上縫製工場としてたくさんの商品を縫製してきた中で、毎日大量に破棄される裁断生地を減らしたいと思い、バッグ作りを始めた。「コンテナショップ」のバッグは布の大きさに合わせてデザインされるため、余り生地は無く素材にも環境にも優しい。また、持ち手用にくり抜いた革をタグに再利用したり、工業用の素材をバッグの生地に活かしたり、ファクトリーならではの発想を詰め込んでいる。
工場の間仕切りカーテンなどに使用される工業資材で作られたクリアバッグは、耐久性や防水性にも優れ、これからの梅雨の時期にぴったりだ。また、クリア素材は涼しげで、この夏海へ行くときも、街での普段使いにも最適だ。 

2つ目は「サスティナブル・ラボ(SUSTAINABLE.Labo)」
膜材料と呼ばれる建築材料を扱う泉株式会社を母体とし、そこで立ち上がったSDGsや地球環境問題に対応していくチーム。製造過程で発生するロスを減らしたいという思いから、この事業を始めた。厳しい基準に満たず、役目を果たすことなく廃棄されるはずだったテント膜の産業資材を活用してバッグを制作。使えるところがいっぱいあっても、一部にキズや穴があるだけで使えないとされ捨てられてしまう。そんな厳しい建築の世界から資材を救い出す。
防水性、耐久性、防汚性、多色展開と、テント生地の特色を活かした目を引くカラフルなバッグが特徴だ。カバンの種類は4種類で色は各7色の計28種類があり、自分のお気に入りが見つかること間違いなし!

最後に紹介するのは「ホズバッグ(HOZUBAG)」
京都の亀岡市で誕生した、飛ぶ役目を終えたパラグライダーを利用して作られたサステナブルバッグ。「シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」のデザイナーである武内昭が発起人となって事業がスタートした。厳しい安全基準によりリユース不可となったパラグライダーは、個人で保管するか廃棄するかしかない。その状況に着目し、役目を終えたパラグライダーを全国から亀岡に集め、新たにバッグとして再生させるプロジェクト。
パラグライダーの生地を使用しているため軽くて丈夫、そして裁断部分によって異なるデザインやカラーとなり、「世界に一つだけ」の付加価値が付いたバッグ。カラフルで、柔らかく透き通るようなボディが特徴だ。

新しいバッグを購入する際、こういった廃材や工業用途向けの資材をバッグの生地として活用し、アップサイクルに取り組むブランドのものを選択してみてはいかがだろうか。

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