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スケボーやBMXなどのアーバンスポーツはファッションとの親和性が高い? 東京五輪クライミング代表もファッショニスタ揃い

Aug 2, 2021.山本凛Tokyo, JP
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「タグ・ホイヤー」のブランド・フレンド就任時の野中生萌選手
都市にいながら楽しめるアーバンスポーツが今、大旋風を巻き起こしている。アーバンスポーツとは、大掛かりな施設がない都会の狭いスペースでも始められ、1人でも楽しめるスポーツのことを指す。既存のスポーツ界の枠にはまらない自由さが魅力で、今の時代にあった価値観から若者の間で根強い人気を博している。2020東京五輪から新競技として追加された5種目のうち、スケートボードとスポーツクライミングがアーバンスポーツに当たる。厳しい上下関係やキツい練習が当たり前だった今までのスポーツの常識とは異なり、プレーする本人が楽しく行えることが重要視される。また、アーバンスポーツではプレイヤーがファッションで自分らしさを表現することも多い。スポーツクライミングの日本代表もその例に漏れず、プレーだけでなくファッションでも自分を魅せる選手が揃っており、スポーツ選手の画一されたユニフォームスタイルに一石を投じている。
 
そんなスポーツクライミング日本代表の中でも、アーバンスポーツの申し子と言っても過言ではないのが、野中生萌選手だ。パワフルで大胆な動きのクライミングが持ち味で、日本が世界に誇る女子クライマーである。さらに野中選手はプレースタイルだけでなく、ファッションも大胆で個性的だ。オレンジヘアーがトレードマークで、そのファッション性の高さからインスタグラムのフォロワーは20万人を超える。ファッションへの思いも熱く、「スニーカーベストドレッサー賞2019」を受賞した際には、「メークもアクセサリーもしないスポーツのイメージを壊したい。」と語っている。その言葉通り、競技中も髪型やネイル、アクセサリーにまで気を配っている。
 
2019年の世界選手権で複合の優勝を勝ち取った実績のある楢崎智亜選手は、新競技の初代王者最有力候補との噂が囁かれている。「智亜スタイル」と呼ばれる楢崎選手独自の動きは海外でも注目の的となっており、「ニンジャ」の異名を持っている。甘いマスクとクライミングで鍛え上げた身体も楢崎選手の魅力の一つで、『GQ』や『Safari』などのファッション誌でモデルを務めた経験を持つ。楢崎選手自身もかなりの服好きで、「スーツ・オブ・ザ・イヤー2020」にも輝いた。クライミングの大会中は人に見られることを意識して髪型を整え、耳にはピアスをつけている。「かっこいい方がいい。それでスポーツクライミングのイメージを向上させたい」とのコメントを残している。
 
野中選手や楢崎選手に限らず、スポーツクライミングの世界ではほとんどの選手が競技中の自分のスタイルにこだわりを持ち、メイクやヘアスタイルにまで力を入れる。大会会場では気分が上がるような音楽が流れており、選手達は自分のお気に入りのウェアに身を纏ってプレーする。このように、ファッションとの親和性が高いスポーツクライミングの文化は、アスリートはお洒落に気を配らないという従来の常識を打ち破り、楽しく自分らしくプレーを行うという新たな価値観を作り上げている。アーバンスポーツが若者に受け入れられるのは、このような柔軟な雰囲気が新しく映るからであろう。アーバンスポーツの代表格でもあるスポーツクライミングの選手たちは、8月3日から始まる東京五輪で、どのようなプレーとスタイルで我々を魅了してくれるだろうか。

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