2018年も、もう半分まで来てしまいましたね。関東ではまさかの6月中に梅雨明け宣言となり、うだるような暑さの7月がやってきました。依然不況下のファッション業界も、これにあやかりスカッと梅雨明け宣言といきたいところですが、そうもいかないんですね。化粧品業界なんかは、連日快晴で「あれ、もう永久に雨なんか降らないんじゃないの」という状態が続きますが、婦人服には今だ暴風雨が吹き荒れています。
ファッション誌も、すでにメーカーやブランドからそっぽを向かれ、ファッションニュースメディアもネタが頭打ちの状態。この状況でベスト10が「ハイブランドの誰々が新しくクリエイティブディレクターになりました!」とか、どこかのブランドが「M&Aで新しいブランドを買いました!」とか言ったところで、全くミレニアム世代には響かない状況なので、ちょっと困っちゃいますね。
そういう訳で今回のベスト10では、ファッション業界をストレートに取り上げません。新しいファッションが登場するかもしれない事象を独断と偏見と偏った考え方で挙げてみます。少し前では、「バイヤーになりたーい!」「ファッションデザイナーになりたーい!」とファッション野郎が活況を呈していた時代もどこかに行ってしまい、あこがれの職業ではなくなってしまいました。いつのまにか、コンパスの針の方だったファッション業界はぐるっと回されるほうの脇役と化しているんですね、きっと。ファッション暗黒の時代が続きます。
第1位 ライブコマース台風、メルカリ上場
先日、ついにメルカリが上場しましたね。特に誰でも配信できる「メルカリチャンネル」は日本人全員がジャパネットの高田社長になれる(笑)権利を持ちました。そこにサーッとabemaTVやCandeeやヤフーが群がり、裾野が大きく広がり、一大マーケットが登場。
とりあえず、一日に数千人も配信しているこの状況は過渡期とはいえ、中国ではすでに年間5兆円市場になっているので、日本も、もっともっと企業の社員が主役になったりして展開されるはずです。でもね、これってやがて法の縛りがきて、今の無法地帯は続かないと予想します。だって、シロートの放送内容はかなりきついよ。