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赤字経営でも前向き策 民事再生中のオルツ子会社をシステムソフトが2億3500万円で買収へ

NEWSep 20, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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システムソフトは9月18日、民事再生手続き中のオルツの子会社、わさび(本社:東京都渋谷区、代表:栗山拓巳)とグリーン&デジタルパートナーズ(本社:東京都渋谷区、代表:岩佐和時)の株式を取得し、子会社化すると発表した。取得価格は両社の全株式で2億3500万円。

わさびとグリーン&デジタルパートナーズは、全株式をオルツが所有しており、民事再生法の規定により、株式の譲渡には裁判所の許可が必要となる。システムソフトは、裁判所の許可を条件に、正式に子会社化を進める方針だ。

わさびは2020年2月に創業し、SES事業やDXコンサルティング事業を展開している。2024年12月期の売上高は3億4000万円、営業利益は4200万円、当期純利益は3200万円を計上している。グリーン&デジタルパートナーズも同様の事業を手掛けており、2022年2月に創業、2024年12月期の売上高は1億5300万円、営業利益は5800万円、当期純利益は4400万円を計上している。両社のノウハウを取り込むことで、システムソフトはSESやDX領域の事業拡大を狙う。

株式取得発表の翌19日、システムソフトの株価は前日比13.6%上昇し、8円高の67円で取引を終えた。システムソフトは今期、15億3100万円の最終赤字を計上しているが、市場は今回の子会社化を、将来的な成長につながる前向きな施策として評価したようだ。

システムソフトの2025年9月期の業績予想は、売上高は16億7000万円(前年比19.9%減)、営業利益は5億円の赤字(前年は4億1500万円の赤字)、当期純利益は3億円の赤字(前年は15億3100万円の赤字)で、2期連続の赤字を見込む。システムソフトは連結業績に与える影響については精査中としている。

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