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「映え」より「安さ」で天然水40円 「ドンキ」がナフサ不足の1年前から仕込んでいた白黒パッケージの「EDRP」

NEWJun 4, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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撮影:SEVENTIE TWO

「ドン・キホーテ(Don Quijote)」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、6月から生活必需品に特化した新たなプライベートブランド「EDRP(EveryDay Real Price)」の販売を開始した。天然水やスパゲッティ、ボックスティッシュ、トイレットペーパー、納豆など全26品目を展開し、日常使いの商品を徹底した低価格で提供する。

近年は物価高が家計を圧迫しており、中東情勢の悪化やナフサ(粗製ガソリン)不足による包装資材コストの上昇も続いている。しかし今回の「EDRP」は、こうした足元の環境変化を受けて急きょ立ち上げたものではない。PPIHによると、約1年前から企画を進めていたプロジェクトで、「毎日の生活に欠かせない商品を、どこよりも安く提供したい」という考えのもと開発してきたという。

価格の目安としては、「富士山の天然水(500ml)」が40円、「ボックスティッシュ(5パック)」が196円、「スパゲッティ(1000g)」が214円。さらに地域ごとの競争環境に応じて価格を柔軟に見直し、周辺店舗より安く販売する可能性もあるとしている。

低価格を実現するため、食品や日用品ではパッケージコストを徹底的に見直した。納豆やスライスチーズ、じゃがいもポタージュなどは内容量を減らすことなく、パッケージの色数やデザインを極力シンプルにすることでコストを削減。大量生産によるスケールメリットに加え、物流効率を高めるため商品サイズの最適化も進めた。

ブランドデザインも大胆だ。パッケージには白地をベースに、黒い円をモチーフにしたシンプルなロゴのみを配置。一般的なプライベートブランドのような華やかなパッケージ訴求ではなく、「価格そのもの」を最大の価値として打ち出している。

PPIHはこれまで、情熱価格を中心とした独自商品の開発で存在感を高めてきたが、「EDRP」はその中でも生活防衛色をより強く打ち出した新ブランドとなる。節約志向が広がるなか、価格を最優先する消費者の需要を取り込む狙いだ。

「EDRP」は、「ドン・キホーテ」をはじめ、「MEGAドン・キホーテ」「アピタ」「ピアゴ」「ロビン・フッド」などで順次販売を開始する。物価高が長期化するなか、PPIHの新たな価格戦略が消費者からどのような支持を集めるのか注目される。

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