
ディスカウントストア「ドン・キホーテ(Don Quijote)」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は、東京・新宿三丁目にインバウンドに特化した店舗、「ドン・キホーテ新宿東南口別館」を6月13日にオープンする。
「ドン・キホーテ新宿東南口別館」が開業する新宿三丁目は、「ビームスジャパン(BEAMS JAPAN)」や「ユニクロ(UNIQLO)」の新宿本店を始め、ラーメン店の「一蘭」などが軒を連ねており、訪日外国人にも人気のエリアだ。ほど近い場所には「ドン・キホーテ新宿東南口店」も展開している。
PPIHは2025年3月に閉店した山野楽器の楽器専門店「ロックイン新宿」跡地に「ドン・キホーテ新宿東南口別館」を出店、食品や雑貨、化粧品、医薬品などを中心に展開し、約7割は訪日外国人に人気がある商品をラインアップする。売場面積は約647平方メートルで、地階1階・地上4階の構成だ。夜間でも訪日外国人の活動が活発であることから、深夜2時まで営業する。
PPIHは「インバウンドNo.1」を掲げており、2025年6月期の第3四半期の免税売上高は累計で1244億円(前年同期比153.0%)を計上。さらに、4月は百貨店の免税売上高が26.7%減と大幅に下げた一方で、PPIHは168億円と過去最高の免税売上高を更新している。