日本のビューティブランド「IPSA(イプサ)」が中国で初のアンバサダーとして若手女優リン・ユン(林允)を起用することを発表した。リン・ユンは映画「少林サッカー」の監督チャウ・シンチー(周星馳)の作品「人魚姫」のオーディションで12万人の中から選ばれ主役としてデビューし、“95後”(1995年以降に生まれた世代)を代表する女優だ。個人のアカウントを開設している中国のアプリ“小紅書”では、すっぴんから化粧をするプロセスを公開するなど、美容・ダイエット・ライフスタイルの情報をみずから発信。リンが同アプリでシェアした化粧品などは誰でも買うことができるものがほとんどで、ファンとの距離が近く親しみやすい存在として人気を博し、フォロワーは短期間で500万人に達した。
「IPSA」は中国の大人の女性に口コミで広まり人気に火がついたブランドだが、リンを起用し彼女の元気さと独特な魅力で若い消費者にも認知度を上げていきたいと考えている。今後は彼女の飾り気のないナチュラルな美しさをブランドを通して表現していく。