
「リゴレット」などを始めとする飲食事業を展開するHUGE(本社:東京都、代表:新川義弘)は12月19日、Lキャタルトン(L Catterton)と戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。HUGEは今回の締結を通じて、国内の出店加速および海外展開に向けた成長戦略を強化していく。
世界最大のラグジュアリーグループ、LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)が出資する米国の投資会社で、消費財やライフスタイル関連企業への投資に強みを持ち、これまでに世界各地でファッション、ビューティ、飲食、家具など幅広い分野の成長企業を支援してきた。2025年9月には福岡県を拠点とする家具商社の関家具を買収している。
HUGEを率いる新川義弘氏は、外食業界で40年以上のキャリアを持つ。1982年に新宿東京会館(現ダイナック)に入社後、1984年に長谷川実業(現グローバルダイニング)へ移籍。2002年には取締役最高執行責任者(COO)として店舗運営全般を統括した。
在籍中の2002年には、和食レストラン「権八」が日米首脳会談の会場に選ばれ、小泉純一郎首相とジョージ・W・ブッシュ米大統領を迎えるサービスを担当。2005年に同社を退社し、HUGEを設立。以降、独自のブランド開発と店舗展開で首都圏を中心に47店舗を運営、さらに公式会員制予約サイト「THE HUGE CLUB」は47万人を超える会員を抱えるなど、堅実な顧客基盤を有している。
今回のパートナーシップは、単なる資本参加ではなく、経営体制に変更はなく、HUGEの現経営陣が引き続き経営に当たることも明らかにされている。これにより、HUGEがこれまで築いてきた企業価値やブランド戦略が維持されつつ、外部の知見を取り込んだ成長戦略が描かれることになる。










![[[name]]](/assets/img/common/sp.png)